整骨院と整体院は、共に身体の不調や痛みを施術する所ですが、それぞれの特徴や施術方法には違いがあります。

整骨院は、骨折や脱臼、捻挫などの急性の外傷に対する施術を専門とする所です。整骨院の施術には、手技療法や物理療法、運動療法などがあります。手技療法には、骨格の歪みを矯正するものや筋肉をほぐすものなどがあり、物理療法には、電気治療や温熱療法、マッサージなどがあります。運動療法には、ストレッチや筋力トレーニング、バランス改善などがあります。整骨院は、急性の外傷に対する施術を専門とする施設であり、医師の指導のもとに、整形外科やリハビリテーション、スポーツ医学などの知識を持つ国家資格保持者が施術を行います。

一方、整体院は、筋肉や関節、骨格などの不調に対する施術を専門とする所です。整体院の施術は、手技療法が中心です。手技療法には、指圧や整体などがあり、身体のバランスを整えることで、根本的な改善を目指します。また、ストレス解消やリラクゼーションの効果も期待できます。整体院は、慢性的な症状、健康維持や予防のための施術を提供することが多く、日常生活における疲れやストレスを解消することができます。

整骨院と整体院の最大の違いは、施術対象となる症状や疾患が異なることです。整骨院は、急性の外傷に対しての施術を専門とし、整形外科的な施術を行います。一方、整体院は、慢性的な症状やストレスによる不調に対しての施術を専門とし、身体全体のバランスを整えることによって、不調を改善することを目的とします。

最近は、整骨院でも自費で整体メニューを扱う所が増えていますので、お悩みの症状が対応可能か事前に確認されることをお勧めします。